御柱のサイズ比較!太い順に全部並べてみた
2016/04/08

下社御柱 実際の柱の写真 (棚木場にて)
御柱祭で使用される柱は、いまのところ(2016年3月現在) 下社ですと棚木場(たなこば)、上社は綱置場(つなおきば)に置かれています。
下社、上社でそれぞれ8本ずつ、合計16本もの柱があって、それぞれ巨大な柱であるわけですが、今回はこの 御柱の太さ を確認してみましょう。
御柱の太さ サイズ表示でよく見る「目通り」とは?
目通りというのは、立ち木の太さを、人が立った時の目の高さで測ったもので、伐採する前の高さのようです。

目の高さ?
簡単に言うと、切り倒す前に、地面から目の高さ(たぶん五尺くらいなので、152センチくらいかな?)あたりの高さで図った周囲の長さです。
周囲ですので、半径とかではないです。巻き尺でグルっと回って測ったサイズです。
また、これはたぶん柱から皮を取って加工したあとの太さとちょっと違うような気がします。
実際に、御柱を切り倒す前の見立ての時の写真が上のものです。
地面が見えてないので判断つきにくいところもありますが、目の高さあたりから撮影していると思いますので、この札の付いているあたりが目の高さで、ここの周囲の長さとなります。
下社御柱の目通り周囲と長さ
下社御柱の目通り周囲は以下のとおりです。
柱名(春宮・秋宮の順) | 目通り周囲 | 長さ(規定による) |
---|---|---|
春宮一 | 3.25m | 五丈五尺(16.6mくらい) |
春宮二 | 2.85m | 五丈(15mくらい) |
春宮三 | 2.70m | 四丈五尺(13.6mくらい) |
春宮四 | 2.50m | 四丈(12mくらい) |
秋宮一 | 3.35m | 五丈五尺(16.6mくらい) |
秋宮二 | 2.89m | 五丈(15mくらい) |
秋宮三 | 2.75m | 四丈五尺(13.6mくらい) |
秋宮四 | 2.60m | 四丈(12mくらい) |

御柱の太さ 2016 下社
太さを棒グラフにしたものがこれです。左から太いものを並べてみました。
秋宮一の柱の次に、春宮一の柱が太いです。その次は秋宮二、春宮二の順にどんどんと細くなっていくようです。
ちなみに御柱の長さは最長が五丈五尺で、それ以降は神社ごとに五尺ずつ短くなっていき、一番短いもので四丈となります。
上社御柱の目通り周囲と長さ

上社御柱 実際の柱の写真
柱名(本宮・前宮の順) | 目通り周囲 | 長さ(規定による) |
---|---|---|
本宮一 | 3.35m | 五丈五尺(16.6mくらい) |
本宮二 | 3.15m | 五丈(15mくらい) |
本宮三 | 2.80m | 四丈五尺(13.6mくらい) |
本宮四 | 2.50m | 四丈(12mくらい) |
前宮一 | 3.27m | 五丈五尺(16.6mくらい) |
前宮二 | 2.93m | 五丈(15mくらい) |
前宮三 | 2.70m | 四丈五尺(13.6mくらい) |
前宮四 | 2.45m | 四丈(12mくらい) |

御柱の太さ 2016 上社
上社御柱も太い方から並べてみると、本宮一の柱が一番太くて、その次に前宮一、本宮二、前宮二と続くようです。
どうやら太さの決め方はもともとあるようですね。
ぜんぶの太さを比較するとどうなるか

御柱の太さ 2016 上社 下社
一番太いのは、秋宮一の御柱と、本宮一の御柱で両方とも目通り周囲が3.35m。そのあとは少しずつ周囲長が短くなっていきます。
一番太いものと一番細いものを比較すると、90センチ位も周囲の大きさが違うようです。
ぜんぶの柱が大きいものだと思っていたんですが、こう比較するとだいぶ差があるようです。