長野県の郷土料理とも言われる「 おやき 」ですが、おみやげ屋さんや長野県内のサービスエリアでよく見ると思います。
さて、おやき とはどんなものなのでしょうか。ちょっとまとめて調べてみました。
ちなみに上の写真は小川の庄さんの縄文 おやきです。
おやき とは、お手軽サンドイッチのような多彩「ファーストフード」
おやきはまんじゅうのようなもので、小麦粉や蕎麦の生地の中に野菜が入っているものです。中に色々な野菜などを入れることで、レパートリーに富んでいるのが特徴です。まるでサンドイッチのように、さまざまなものが入っているのです!
また、おまんじゅうというと大抵甘いんですが、おやきはほとんど甘くないです。小麦粉の生地は厚く、あまり柔らかくなくゴツゴツしている感覚があり、そのへんは食べごたえがあります。
1個がお手軽サイズなので、美味しく食べきることが出来るまさに「ファーストフード」と言っても過言ではないスタイルで作られます。また、ファーストフード的な食べ方だけでなく、昔から保存食としても重宝されているようです。
おやき はどこが発祥?いつからある?
おやきは長野県の北の方で作られているものが中心です。
小川村などを中心として、戸隠や長野市などでもよく販売されています。長野市の 善光寺 参拝ついでにおやきを見つけることが出来るかと思います。
お盆の時期にお仏壇に備えたり、年末年始におやきを食べる風習もあるそうで、どうやら4000年前の縄文時代の おやき と思われるものが小川村から発掘されていますので、おやきのの歴史はかなり古いようです。
おやきの調理方法は?中には何が入っている?
蒸す方法と、焼いて蒸す方法が多いようです。
焼く方法でも「灰焼きおやき」というものがあって、囲炉裏の中で焼くそうです。もともとこの調理方法だったようですが、現在では釜で焼いたり蒸し器で蒸したりするのが主流のようです。
温泉街や旅館などでは観光客の皆様向けに囲炉裏で焼いているおやきを見ることもあるのではないかと思います。
さて、どのような具財が中にはいっているか、市販のおやきを買ってきて調べてみました。
観光客の皆さん向けじゃないので、少しこじんまりしていますが、たいていこんな感じです。
これは茄子のおやきです。
茄子が細かく切られたあとに煮こまれたものが入っています。
切り干し大根です。
切り干し大根を作ったあとに、おやき の生地で包んでありますので、切り干し大根を食卓以外に持ち出して食べたいなんて時はちょうどいいかもしれません。
たいてい、まずそんな気分にはなりませんが、そういうニュアンスのものです。
野沢菜が入っています。野沢菜のおやき。
少し炒められているでしょうか。ライトな感じになっています。これは美味しいです。
丸ナスのおやきです。
先ほどあった茄子の おやき とちがって、丸ナスを輪切りにしたものがそのまま入っていますので、平べったいおやきはたいてい丸ナスが入っていると思われます。
そのほかいろんな種類の おやき を見つけたら追加していきます。
これなら作れそう?というときは、クックパッドなどでも おやき の レシピ がたくさんありましたので、ご自宅で作るのもありです。