今年の干支が猿であるということにちなんでいると思いますが、諏訪大社の 絵馬 は猿の絵になっています。
描かれた猿は御柱を引いたり、おんべで木遣を歌っていたりします。今年限定の絵柄だと思いますが、何とも可愛らしくて、願掛けをせずに買ったらそのまま持ち帰りたいくらいですね!
神様は馬に乗って現れた
もともと神様は馬に乗って現れると言われていたそうです。
ですので、かつて神社に馬を奉納していたようなんですが、そんなことが出来たのは一部の位の高い人などでしょう。
生計を立てるための生きた馬を買うことは出来たとしても、生きた馬を奉納するなんてことは普通の人では滅多にできることではなかったと思います。
とにかく神様に何かを祈願する時は何かを奉納しなくてはいけないんですが、この奉納していたものが現在の絵馬に繋がるようです。
絵馬 ってなんだ?
大昔では本物の馬に替えて木や紙で作った馬を奉納する人もいたようです。
たぶん木や紙にかぎらず、馬の形をした何かを作って奉納していたと思いますが、すでに 奈良時代 には板に馬の絵を書いて奉納する人がいたと言われています。これがおそらく絵馬のはじまりです。
現在ですと、上の写真にように鶏の絵が書かれた絵馬ならぬ絵鶏?のようなものがありますが、絵馬は馬の絵じゃなくてもいいのでしょうか。
絵馬 は馬の絵じゃないものが多い!
すでに室町時代には馬の代わりに、稲荷神社などで奉納されていたと言われる「 狐 」の絵が描かれた絵馬があったそうです。
いまでは馬の絵の代わりに色々なイラストが描かれた絵馬があり、伊勢神宮でさえ干支をあしらった絵馬を販売していますから、馬でなくてはいけないという決まりはとくになさそうです。
ちなみにこの写真は伊勢神宮の絵馬で、ウシの絵が描かれています。
自宅近くの神社にある絵馬はどのような絵なのか、見比べてみるとおもしろいかもしれませんね。